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点字の分数(下がり数字の補足) [点字]

「教則本には載っていないけど、みんなやっている書き方」。
今日ご紹介するのは…
点字で書く分数について。「下がり数字」の補足です。
 ※点字の「下がり」表現についてはこちら
 ※点字の「下がり数字」その1はこちら
 ※点字の「下がり数字」その2はこちら

注:下がり数字はいわゆるローカルルールです。
  このブログでご紹介するのは、当センターの場合ですのでご注意ください。

前回、下がり数字は省スペースのナンバリングなどにも使われる、
しかし分数「そのもの」を書く時は、少し話が違ってくる。と書きました。

墨字(普通字)の横書きで、スラッシュを使って分数を書く時は、
「分子を先に、分母を後に」書きます。
つまり、1/5(いち、スラッシュ、ご)は、
後ろの数字を先に読んで、「ごぶんのいち」です。

前回の、下がり数字でのナンバリング的な分数の書き方も、
このルールに則っていました。
sagari2-1.gif
「1」は先に書いてありますが、後に読みます。
「ごぶんのいち」。5枚中の1枚目とか、5冊中の1冊目とかの意味です。

でも…。

点字は、先頭から順に、なぞって読んでいくものです。
「あ、最初は下がり数字だから、分子なのね。
 後に書いてあるのは分母だから…。…えーと、分子は何だっけ?」
と、指を前の部分に戻す…という読み方は、よくある光景ではあるのですが、ちょっと気の毒ですし、非効率的です。

「ごぶんのいちの確率」と点字で書くとき、
下がり数字を使えば省スペースだし、間違いではないと思いますが、
bunsuu1.gif
点字の読みやすさを考慮すれば、
bunsuu2.gif
読む順番の通りに「5 ぶんの 1 の かくりつ」と書く方が良いでしょう。

下がり数字やスラッシュは、省スペース目的で使用されるもの。
省スペース目的でないなら、読み手側の都合に合わせて、
前から順々に、途中で逆行することなく読んでいけるように、書く方が良いのです。

by くろうーろん

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タグ:数字 点字

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