So-net無料ブログ作成

赤と黄色は同じ色?その2 [つぶやき]

以前の記事に、古代の日本人の「赤=黄」説と、
そこから、更に疑問が生まれたことを書きました。
前回の記事はこちら

その疑問とは、陰陽五行の「五色(ごしき)」の事です。
五色とは、「青、赤、黄、白、黒」のことで、「黄」が含まれています。
五色の図
 注:この図は私が描いたもので、正式ではありません。

陰陽の思想が日本に入ってきたのは、5~6世紀と言われています。
大和時代、飛鳥時代のあたりですね。
その次の時代(奈良時代)まで「黄」が一般的でなかったとしたら、
それまで日本人は、五色の中の「黄」を、どう解釈していたのでしょう?

そこで、東洋医学に詳しい同僚に聞いてみました。
「たぶん一部の学者だけが、認識していたのでは。
 色について特に研究した事はないし、確かなことはわからないけど…。」
との事。

色彩コーディネーターの先生にも聞いてみました。
「『冠位十二階』に黄色が含まれている事などから、
 恐らく黄色の認識はあったと思いますが、緑と青が一緒だったように、
 色として区別しながらも、特別名前もない『赤の仲間』だったかも…?」
との事。

ふむふむ。
要するに「名前」の問題のようですね。

これは、例えば、色に詳しい人が「カーマイン」と呼ぶ色が、
一般には「赤」だ、という現象に似ています。
たくさんの人がその色を「カーマイン」と呼ぶようになれば、
いつか、「赤とカーマインは別の色」という事になるのかもしれません。

もちろん、陰陽五行の五色の理論だけを根拠に、
日本全国に黄色が広まったわけではないでしょう。
でも、五色がきっかけで、200年くらいかかって、
ついに全国に黄色が広まった…の「かも」?…というのは、ちょっと、ロマンですよね。

by くろうーろん

函館視力障害センターホームページへ

共通テーマ:学問