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利用者玄関の無垢材ベンチ(その2) [環境、設備]

先日の記事に書きましたように利用者玄関の風除室には広葉樹のベンチを置きましたが、その脇にある下足室には、道南杉で作ったベンチを置きました。
前回の記事はこちら

道南杉ベンチ02.jpg
下足室で靴を履き替えるときは、やはりベンチがあると便利で、安心です。

荷物なども横に置けるよう、また、後ろにひっくりかえってしまわないように、ちょっと大きめに作ってもらいました。

道南杉ベンチ03.JPG
通りかかった利用者の方に座っていただくと
「ちょうど良い高さだね」
と喜んでいただきました。

道南杉ベンチ01.jpg
また、座面の下の空間も有効活用できるように、収納を設けました。

道南杉ベンチ04.jpg
北海道で杉があるのは道南地方だけです。
もともとは北海道には杉やカラマツは無かったのですが、江戸時代から植林がはじまったそうです。
以前、吉村昭の小説を読んでいたら、あの間宮林蔵が道南地方で杉の植林指導をしていたことが書いてありました。

私ごとですが、数年前に本州から転勤してきたときは
「これで花粉症から解放されるぞ!」
と喜んでいたのですが、あにはからんや。
なんだか調子が悪いなと思って耳鼻科に行くと
「ああー、残念だったね!札幌まで行くとほとんどないけど、函館には杉があるんだよ」
と豪快に笑われてしまいました。

杉はやわらかい暖かみのある手触りが特徴的で、こういうベンチにはうってつけです。

道南杉ベンチ06.jpg
後ろの腰壁も道南杉です。
杉も昔は比較的安価な木材だったので、大工さんや家具職人さんたちでも
「杉なんて安物の材料だから(低級品だ)」
という感覚の人も多かったそうです。
(と、父親の代から大工さんをしている人が言ってました)
でも、こうしてみると、木目の美しさもなかなかすばらしい。

道南杉ベンチ05.jpg
軽くて加工もしやすい木材ですし、昔から家具や建材として重宝されてきました。

この地域の森林資源が適切に管理されていくためにも、もっと道南杉が利用されると良いなと思います。

by MI

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