So-net無料ブログ作成
検索選択

点字の数字(6)ローマ数字編 [点字]

今回は、ローマ数字についてです。
 (1)ひとつ・ふたつ編 はこちら
 (2)ついたち・ふつか編 はこちら
 (3)ひとり・1にん編 はこちら
 (4)助数詞編 はこちら
 (5)桁数が多い時編 はこちら

注:点字には仮名という表現はそぐわないかもしれませんが、
  便宜上、一連の記事ではそのように書きますのでご承知おきください。



<点字の数字(6)ローマ数字編>

ローマ数字は、I(アイ)、V(ブイ)、X(エックス)などを組み合わせて、
一定の数を表現します。(ここでは50のL、100のC…は省きます。)
上下に飾り線がついた、ローマ数字用のフォントもありますが、ここではIVXで書きます。※注1

これまで、点字で数字を書くのに「数符」という記号を使ってきましたが、
ローマ数字は、英語などのアルファベットを書くために使う、
外字符(がいじふ)という記号を使って書きます。

「数字なのにアルファベット?」と、混乱する方もいますが、
算用数字(アラビア数字)とは区別して考えましょう。

ローマ数字を書くには、まず、外字符の使い方を理解しなければなりません。
外字符は、5の点と6の点をひとマスに書きます。※注2
「これから書くのはアルファベットです」という予告の記号です。

その後にすぐ続けて書くと、小文字で書いたことになります。
外字符の次のマスに6の点を書くと、「最初の一文字は大文字です」という意味です。(大文字符)
更にもうひとマス、6の点を書くと、「全部大文字です」という意味です。(二重大文字符)
20170124-tenji1.gif
外字符だけ前置すると abcd 全て小文字
外字符と大文字符を前置すると Abcd 一文字目だけ大文字であとは小文字
外字符と二重大文字符を前置すると ABCD 全て大文字

ローマ数字は、上記のルールにのっとって書きます。
アルファベットのアイは、仮名でいうと「お」、ブイは「ひ」、エックスは「ふ」です。
20170124-tenji2.gif
「外字符、大文字符、お」で、ローマ数字のいち。
「外字符、二重大文字符、おお」で、ローマ数字のに。
「外字符、二重大文字符、おおお」で、ローマ数字のさん。
…という風に書いていきます。

ローマ数字を小文字で書く事もありますので、
その場合は、外字符だけ使い、大文字符や二重大文字符は使わないで書きます。
小文字のローマ数字は、当センターで使用している専門書等で見かけます。

なお、マスあけや改行をすると、外字符の効力は無くなります。
ローマ数字の後に言葉(日本語)を書く時は、ひとマスあけてから書きましょう。
また、ローマ数字が二行にまたがらないように気をつけましょう。



これで、点字の数字についてはいったん終了します。
また何か追加すべき事を思いついたら、続きを書くことにします。

by くろうーろん

以下は注記
※注1
 ウィンドウズにはローマ数字のフォントが入っていますが、
 マック系やiPhoneにはもともと入っていないため、
 ウィンドウズユーザーがローマ数字のフォントを使うと、
 全く別の文字に置き換わる事があります。(機種依存文字による文字化け)
 それを回避できるのがアルファベットのIVX…等なのですが、
 音声を使う方には、「いち」ではなく「アイ」、
 「に」ではなく「アイアイ」…等と聞こえることになります。
 勘違いが起こりそうなら、あえて算用数字を使う方が良いと思います。

※注2
 5と6の点をひとマスに書くのは、読点の「、(点)」と同じですが、
 読点の後は、必ずひとマスあけることになっています。
 つまり、マスがあいていなければ外字符です。

函館視力障害センターホームページへ
タグ:点字

共通テーマ:趣味・カルチャー

点字の数字(5)桁数が多い時編 [点字]

今回は、数字の桁数が多い時の書き方です。
 (1)ひとつ・ふたつ編 はこちら
 (2)ついたち・ふつか編 はこちら
 (3)ひとり・1にん編 はこちら
 (4)助数詞編 はこちら

注:点字には仮名という表現はそぐわないかもしれませんが、
  便宜上、一連の記事ではそのように書きますのでご承知おきください。



<点字の数字(5)桁数が多い時編>

例えば、12345678(せん にひゃく さんじゅう よんまん ごせん ろっぴゃく ななじゅう はち)という数字があったとしましょう。

帳簿や、何かの一覧表などは、桁数が多くてもそのまま点訳します。
(一般論です。職場によっては違うローカルルールがあるかも。)

そのまま点訳する時は、冒頭に数符をつけて数字を羅列します。
3ケタごとに、位取りの記号(3の点)をつけて書いてもOKです。
20170123-tenji4.gif
でも、いまこのブログを読んでいる晴眼の方も、12345678と書いてあったら、
いち・じゅう・ひゃく・せん・まん・じゅうまん…と逆から数えないと、
「せん にひゃく…」とは読めない方が多いのではないでしょうか。
点字使用者にはなおさら大変です。

そこで、通常の文章の中では、「せん」や「まん」の単位を
仮名で書いて良いことになっています。
20170123-tenji3.gif
この例では、「万」を仮名で書いています。
数字の羅列は、4つまでを目安にすると良いでしょう。

数字の羅列が少なければ少ないほど読みやすくなるので、
お札のことを点字で書く時、「5000_えんさつ」ではなく、
「5せんえんさつ」と書くこともあります。
20170123-tenji2.gif
5だけ数字で書いて、あとは仮名で書けば、つなぎ符も不要です。

桁数が多い数字を書く時、この三種類の書き方どれでもOKですが、
書くスペースに余裕があるなら、三つめの書き方が、最もおすすめです。
点字の数字には特に、読み間違えないようにするための配慮が欠かせません。
なお、電話番号等の書き方についてはこちらをご覧ください。(ハイフンについて)

次回はローマ数字について書きます。

by くろうーろん

函館視力障害センターホームページへ
タグ:点字

共通テーマ:趣味・カルチャー

点字の数字(4)助数詞編 [点字]

今回は、数字そのものの書き方ではないのですが、助数詞について書きます。

注:点字には仮名という表現はそぐわないかもしれませんが、
  便宜上、一連の記事ではそのように書きますのでご承知おきください。



<点字の数字(4)助数詞編>

日本語では、人数だったら「にん」、物だったら「こ」などを、数字の後につけます。
これを助数詞(じょすうし)といいます。
記号ではなく言葉で表す単位、という感じでしょうか。

点字で書く時の、数字の部分の基本ルールは、前回と同じです。
普通字(墨字)で書く時、算用数字(アラビア数字)で書いてあれば、数符を使って書く。
普通字(墨字)で書く時、漢数字で書いてあって、算用数字で書かなくても、数える概念があれば、数符を使って書く。
です。

数字の後に助数詞を加える時、数量の部分は上のルールに沿って書き、その後に続けて、助数詞を書きます。
ただし、助数詞の最初の一文字目が「あいうえお・らりるれろ」の場合は、
つなぎ符を使うか、1マスあけます。(※注)
20160106-14.gif
6かいめ は続けて書いても良いですが、6えん はつなぎ符を使います。
仮名の「え」は、数字の6の本体と同じなので、そのまま書くと、「66ん(ろくじゅうろくん)」となってしまうからです。

いっぴき、にひき、さんびき…のように、
発音が変わる助数詞は、その発音通りに書きます。
1なら「ぴき」、2なら「ひき」、3なら「びき」です。
20160106-13.gif
墨字では、漢字で書けば全て「匹」ですが、点字では書き分けが必要です。
「杯」も同じで、1なら「ぱい」、2なら「はい」、3なら「ばい」と書きます。

いずれも、声に出せば、1の後につまる音(促音、小さい「っ」が入るように発音する)が入りますが、それは書きません。
「1っぴき」「1っぱい」とは書かず、「1ぴき」「1ぱい」と書きます。
基本、「助数詞は発音通りに書く」のですが、促音だけは無視します。

次回は桁数の多い数字について書きます。

by くろうーろん

以下は注記です。
※注
 数字と助数詞の間を1マスあけるのは、正式ではなくローカルルールです。
 会話の中に金額が出てくる場合などが該当します。
 カギカッコとつなぎ符は同じ記号を使うので、会話の途中でつなぎ符を使うと、
 それがとじカッコ(会話の終わり)だと思われてしまう事があるため、
 数字と「えん」の間をひとマスあけるわけです。
 本来のルールに沿えば、カギカッコのかわりに、別のカッコ記号を使って
 回避するのが正しいと思いますが、記号をたくさん覚えるのは大変なので、
 マスあけを代用する方が多いようです。

関連記事
 (1)ひとつ・ふたつ編 はこちら
 (2)ついたち・ふつか編 はこちら
 (3)ひとり・1にん編 はこちら
 (5)桁数が多い時編 はこちら
 (6)ローマ数字編 はこちら

函館視力障害センターホームページへ
タグ:点字

共通テーマ:趣味・カルチャー

点字の数字(3)ひとり・1にん編 [点字]

前回、日にちのことを書きました。
人数を書く時も、基本的には同じですが、他のルールも関係してきます。
ひとつ・ふたつ編はこちら
ついたち・ふつか編はこちら

注:点字には仮名という表現はそぐわないかもしれませんが、
  便宜上、一連の記事ではそのように書きますのでご承知おきください。



<点字の数字(3)ひとり・1にん編>

人数を点字で書く時は、「ひ・ふ・み…」に基づく言い方だけ仮名で書きます。
つまり、「ひとり・ふたり」を仮名で書き、
3人以上は、数符を使って書きます。
20160106-11.gif
この書き方だと、「よんにん」と読んでしまうのでは?
…と思ったりもしますが、この書き方が正式ルールです。

と、ここまでは単純ですね。
でも、上記のルールが適用されない書き方もあります。

例えば、「一人前(いちにんまえ)」。
(注:「ひとりまえ」という言い方は少数派ですので除外します。)

食事などで「一人前の蕎麦」と書く時は、点字の数字を使って書きます。
「1にんまえの そば」。
しかし、「一人前の大人」は、「ひ・ふ・み…」でなくても仮名で書きます。
「いちにんまえの おとな」。
20160106-12.gif
点字では、数を数える概念が含まれていれば数字(数符)を使って書き、
その概念が無い時と、人名や地名は仮名で書くのです。

人数の話からはそれますが、一にまつわる言葉は他にも、
「水を一杯」は数字で書き、「胸がいっぱい」は仮名で書く
「追加料金一円」は数字で書き、「北海道一円(範囲の意味)」は仮名で書く
などがあります。

普通字(墨字)で「1人前の大人」とか「胸が1ぱい」と書かないのに似ているので、
つい「墨字で算用数字で書かなければ、点字では仮名で書く」と言いたくなりますが、
それは違います。

例えば「五重塔」です。
墨字では漢数字で書き、算用数字で「5重塔」とは書かないですね。
でも、点字では、数符を使って書きます。
5は塔の屋根の数なので、「数える概念があれば数符を使う」のルールで、
「5じゅーの とー」と書くわけです。

漢数字で書かれていると、何となく、数える概念を感じにくいかもしれませんが、
他にも、「1ご 1_え」「1ちょー 1せき」など、
数える概念が含まれている言葉は、多数あります。
(つなぎ符をアンダーバーで表現しました。つなぎ符については次の記事に書きます。)

なお、数える概念があっても、数字の部分が「ひ・ふ…」となっていたら、仮名で書きます。
「ひとつまみ」
「ふたつ へんじ」
などがそうです。

まとめると、
普通字(墨字)で書く時、算用数字(アラビア数字)で書いてあれば、数符を使って書く。
普通字(墨字)で書く時、漢数字で書いてあって、算用数字で書かなくても、数える概念があれば、数符を使って書く。
という事になります。

次回は人数以外の助数詞について書きます。

by くろうーろん

関連記事
 (1)ひとつ・ふたつ編 はこちら
 (2)ついたち・ふつか編 はこちら
 (4)助数詞編 はこちら
 (5)桁数が多い時編 はこちら
 (6)ローマ数字編 はこちら

函館視力障害センターホームページへ
タグ:点字

共通テーマ:趣味・カルチャー

点字の数字(2)ついたち・ふつか編 [点字]

前回、「ひとつ・ふたつ編」の最後に、
「日付と日数で、書き方にちょっと違いが出てきます。」
と書きました。(前の記事はこちら
今回はそのお話です。

注:点字には仮名という表現はそぐわないかもしれませんが、
  便宜上、一連の記事ではそのように書きますのでご承知おきください。



<点字の数字(2)ついたち・ふつか編>

数字と漢字の組み合わせで「1日」と書いてある時、皆さんは何と読みますか?
ついたち?
いちにち?
多分、前後の文章で判断しますよね。
「1月1日」と書いてあったら「ついたち」、
「1日中」と書いてあったら「いちにち」と読むでしょう。

点字では、「ついたち」は数字の点字を使わないで仮名で書き、
「いちにち」は数字の点字を使って書きます。
20160106-9.gif
ただ、実は「ついたち」と「1にち」の組み合わせは、珍しい例です。
ふつかは「ふつかかん」、みっかは「みっかかん」と書けますが、
「ついたちかん」という言い方は無いので、「1にちじゅう」とか「1にちの あいだ」となるわけです。

注意が必要なのは、「14日」と「24日」です。
これらの日付は数符を使って、「14か」「24か」と書く事になっています。
日数の場合も「14かかん」「24かかん」です。
20160106-10.gif
「よっか」は数符を使わないで仮名で書くので、
何となく、10だけ数字で書いて、「10よっか」と書きたくなるかも?
でも、104だと思ってしまう人がいるかもしれないので、NGです。

ただし、ローカルルールですが、
「か」が「火曜日」の意味と混同されそうな文章の場合は、
わざと「14にち」と書く場合もあります。
話し言葉の「じゅうよんにちかん」という言い方も、稀ですがあり得ますので、許容範囲でしょう。
20160106-8.gif

まとめると、点字で日付を書く時、
「ついたち・ふつか・みっか・よっか・いつか・むいか・なのか・よーか・ここのか・とおか・はつか」
は、数符を使わないで仮名で書きます。
また、「30日・三十日」を「みそか」と読む場合も、仮名です。

日数を点字で書く時は、
「ふつかかん~とおかかん」と、「はつかかん」は仮名で書きます。
「1日じゅう」と、和語を使わない日数(12にちかん等)は、数字で書きます。

余談ですが…、
昔、日本では「じゅういちにち」を「とおかあまりひとひ」、
「にじゅういちにち」を「はつかあまりひとひ」等と言っていました。
もしこの言い方が今も続いていたら、点字で書くのが大変だっただろうなーと思います。
変わって良かったですね。

by くろうーろん

関連記事
 (1)ひとつ・ふたつ編 はこちら
 (3)ひとり・1にん編 はこちら
 (4)助数詞編 はこちら
 (5)桁数が多い時編 はこちら
 (6)ローマ数字編 はこちら

函館視力障害センターホームページへ
タグ:点字

共通テーマ:趣味・カルチャー

点字の数字(1)ひとつ・ふたつ編 [点字]

これまで、点字の「下がり数字」や点字カレンダーの話を書いた時、
簡単に数字について触れてきましたが、
改めて、点字の数字のことを書こうと思います。

点字の数字は、こちらの記事の前半にあるように、
「数符」という記号と、あいうえお・らりるれろ の組み合わせで表現します。

<再掲>
数符+あ=1 数符+い=2 数符+う=3 数符+る=4 数符+ら=5
数符+え=6 数符+れ=7 数符+り=8 数符+お=9 数符+ろ=0
sagari2.gif
sagari3.gif
数符+あろ=10  数符+あろろ=100
sagari4.gif sagari8.gif

普通に数字の羅列を書く時は、上のように書けば良いのですが、
点字では、ものを数える時の、ひとつ・ふたつ・みっつ…や、
日付の、ついたち・ふつか・みっか…を書く時に、
あえて「点字の数字を使わないで」書くことがあります。
また、「ひ・ふ・み」でなくても、仮名で書く決まりになっている言葉もあります。

順にご紹介していきましょう。

注:点字には仮名という表現はそぐわないかもしれませんが、
  便宜上、一連の記事ではそのように書きますのでご承知おきください。



<点字の数字(1) ひとつ・ふたつ編>

数字の1は、「いち」と読みます。
でも、もし1のうしろに「つ」と書いてあったら、
「いちつ」ではなく、「ひとつ」と読みますよね。
数字の次に「つ」と書いてあるのが見えるからです。

点字ではどうでしょうか。
数字の1を使って書くと、
読む人は、指先で一文字ずつ順に読んでいくので、
「数符があるから、いち、次の文字は『つ』、ああ、『ひとつ』か。」
という感じで読む事になります。これでは非効率的ですよね。

そのため、点字では、はじめから「ひとつ」と仮名で書く事になっています。
20160106-6.gif

現在、点字を書く時に数字を使わず仮名で書くのは、
「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ、とお」
と、それに基づいた言葉を書く時です。
ひとりしばい、ふたえまぶた、みつば…など、色々あります。
(ちなみに、ひ・ふ・み・よ…も仮名で書きますが、現代語ではあまり使わないかも?)

ついたち、ふつか、みっか…も、上と同じ理屈ですが、
「日付」と「日数」で、書き方にちょっと違いが出てきます。
これについては、別の記事に書きます。

by くろうーろん

関連記事
 (2)ついたち・ふつか編 はこちら
 (3)ひとり・1にん編 はこちら
 (4)助数詞編 はこちら
 (5)桁数が多い時編 はこちら
 (6)ローマ数字編 はこちら

函館視力障害センターホームページへ
タグ:点字

共通テーマ:趣味・カルチャー

点字つきカレンダー(2) [点字]

点字つきカレンダーの続きです。
前の記事はこちら

点字では、数字は、「数符」という記号を使います。
数符のぶん、さらに1マス必要なので、一けたなら2マス、
二ケタなら3マス使います。(関連記事はこちら

でも、カレンダーでそのルールの通りに書くと、
せっかくの「小型サイズのカレンダー」が大きくなってしまうのでは…
という事なのでしょう、このカレンダーでは特殊な書き方をしていました。

点字が見えるでしょうか?
20170104Calendar4.jpg
上の写真は昨年のもの、
下の写真は今年のものです。
20170104Calendar5.jpg
点字がわかる方は、「あれ?この書き方、普通と違う」と気づかれたでしょう。
では、解説してみますね。

点字で数字の「1」を書く時は、
1マス目に3、4、5、6の点、2マス目に1の点を書きます。
一方、このカレンダーでは、1の点だけが書いてあります。
20170104tenji1.jpg
これは仮名の「あ」という文字なのですが、
『わざと数符を省略している』と解釈して、「あ」ではなく「1」と読み替えます。
(このような対応について、詳しくはこちらの記事の後半をどうぞ。

更に、1月の1日は祝日なので、それを表現するために、
「あ」だけではなく、次のマスに3の点が一つ、書いてあるようです。
普通の日と祝日の区別をつけるため、このような書き方をしているのでしょう。
20170104tenji2.jpg
形だけ見ると、仮名の「か」に似ていますが違います。
カレンダーはニマス使っているからです。

…と、私なりに解釈・解説してみました。
書物などでは、本来のルールには無い点字の書き方をする場合は、
事前に「凡例」を掲載する必要があります。(こちらの記事の後半参照
このカレンダーには凡例は無いですが、付けるとぶ厚くなってしまうし、
普段から点字を使っている人にはピンとくる書き方だと思いますので、
あえて付けていないのだと思います。

by くろうーろん

函館視力障害センターホームページへ

共通テーマ:趣味・カルチャー

点字つきカレンダー(1) [点字]

平成29年、2017年になりました。
新年にちなんで、カレンダーのお話です。

黒い背景に白文字のユニバーサルカレンダーは、
以前もご紹介した事がありましたね。(記事はこちら
20170104Calendar1.jpg
このカレンダーは、壁にかけて使うもので、
一辺35センチくらいです。

もっと小型のカレンダーもあります。
20170104Calendar2.jpg
二つ折りタイプで、幅20センチくらい。
上部にはきれいな風景写真、
下部のカレンダー(数字)部分には、点字も書いてあります。

写真ではよく見えないでしょうか…?
20170104Calendar3.jpg
カレンダーの日付の部分に、墨字(普通文字)とあわせて点字も書いてあり、
さらに、その下に、改めて祝日などがピックアップしてあります。
パッと全面を見る事ができない点字使用者には、有難い方式だと思います。

ん?
点字の数字の書き方が、ちょっと違いますね?
間違っているのではなく、独特の書き方のようです。
これについては、次の記事でご紹介しましょう。
その2へのリンク

by くろうーろん

函館視力障害センターホームページへ

共通テーマ:日記・雑感

点字校正器がなくなる? [点字]

3年ほど前に、このブログで「点字校正器」のことを書いたことがありました。
点字を一つだけ打つことができる道具です。 →記事はこちら
点字校正器の写真

ふと気になって調べてみたら、もう、ほとんど売ってないんですね。
日本点字図書館の用具部では既に発売終了でした。
「在庫限り」で販売しているサイトはありましたが、ここに書くのは控えます。

もともと、点字印刷といえば、薄い亜鉛版を折って2枚にして、
2枚に同時に特殊な機械で点字を刻印して、
点字用紙を2枚の板の間に挟んで、プレスして作ったものでした。
(いずれ機械をご紹介しますね。)

この作り方では、原盤を修正するのも大変でしたから、
1点だけ書ける便利グッズが誕生したのでしょう。(多分。)

いま、点字はほとんどがパソコンで作られています。
修正も簡単にできます。
それで校正器は不要になったのかもしれません。

でも、当センターでは、手書きの点字用紙に点を書き加える時に
使っているので、まだまだ現役なんです。

壊れたら買い替えがきかないことがわかったので、大切に使わなければ!

by くろうーろん

函館視力障害センターホームページへ

タグ:道具 点字

共通テーマ:日記・雑感

本来の用途ではないのですが [点字]

お店で洋服や靴下などを買うと、値札やタグが、
細いプラスチック製の輪でつけられている事があります。

この細い紐には、タグファスナー、ループピン、
スナップロック、アンビタッチ…など、様々な呼び名があります。
(一般名詞なのか、商品名なのかわからないのですが…。)

こちらの写真は、まだ輪にしていない時のものです。
20161115 fastener1.jpg
細い紐の片方が、筒状になっているのがわかるでしょうか?
そこに反対側の先端を差し込むと、カチッとロックされて、外れなくなります。
「かえし」の細工がしてあるようですね。

センターではこの紐を、値札付け以外のことに使っています。
こちらの写真がそうです。、
20161115 fastener2.jpg
点字が書かれた用紙(主に印刷物)を、
ステープル(ホッチキスなど)ではなく、これでとめることがあるのです。

点字は手で読むので、どうしても紙が動いてしまい、
読んでいるうちに前のページがペラッと戻ってしまう事があります。
かといって、戻ってこないようにしっかり折り目を付けるとなると、
書いてある点を消してしまう可能性があるんですよね。

「輪でとめる」方法は、紙の端が折れ曲がらないし、
前のページをクルッと後ろに回してしまえば、
「めくったページが戻ってきて邪魔」という事もないので、
点字使用者に人気があります。

ただ、この方式だと、どうしても「どれが表紙だったっけ?」となってしまいます。
どちらかというとカジュアルな時に限られるかもしれません。

by くろうーろん

函館視力障害センターホームページへ
タグ:便利 道具 点字

共通テーマ:日記・雑感