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8月20日(火)の朝食 [メニュー紹介]

8月20日(火)の朝食を検食しました。

20190820_asa1.jpg
 ごはん
 みそ汁
 ハムソテー、ほうれん草ソテー、人参
 カリフラワーのカレー炒め
 なめたけ

ハムソテーです。
20190820_asa2.jpg
実は、メニューを見て
「え、ハムエッグじゃなくて?」
と思ったのですが、これはこれで正解。
おいしかったです。

カレー味のカリフラワー、おいしい。
これも朝カレーの一種かな?食欲が増します。
20190820_asa3.jpg 20190820_asa5.jpg
ご飯のおとも、なめたけです。
余談ですが、私は昔、「なめたけ」という種類のキノコがあるんだろうと思っていました。
恥ずかしいー。

おみそ汁の具は、揚げとサヤエンドウ。
20190820_asa4.jpg
ホッとしますね。

by くろうーろん

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点字の改訂(8) [点字]

「点字表記法 2018年版」について、続きです。

 (1)概要などについて / (2)もくじの比較
 (3)第1章の比較 / (4)第2章の比較 パート1
 (5)第2章の比較 パート2 / (6)第2章の比較 パート3
 (7)第3章の比較、パート1

<第3章は何が違う? パート2>

前回は、第3章の1節に入る前に、分かち書きの「よりどころ」を比較しました。
ルール自体はそう変わらなくても、理論が補強されていました。
また、文法の専門用語などの解説コーナーが巻末にあるとわかりました。
(後段は第3章の話ではないのですが。)

第1節をざっと見てみましょう。
2001年版では、まず日本語の分かち書きについてと、
点字における分かち書きのことが解説されていました。

 ※「分かち書き」とは…
  文章の途中途中で、スペースをあけて区切る書き方です。
  日本語の一般的な文章では、「分かち書き」をしません。
  しかし点字は、続けて書くと読みにくいので、
  区切り(分かち)ながら書く必要があります。

また、点字の初心者が必ず耳にすると言っても過言ではない、
「途中に『さ』や『ね』を挟む」
という手法も、2001年版では紹介されていました。

 ※『さ』や『ね』を挟むとは…
  「私は友達と一緒に学校へいく」という文章なら、
  「私は □ 友達と □ 一緒に □ 学校へ □ いく」
  のように、「さ」又は「ね」の入る所で空ける手法です。
  私見ですが、熟語に応用できませんので、あくまでも目安だと思います。

2018年版では、分かち書きの概要は、この第1節に入る前の所に移動、
「ね」と「さ」の手法は見当たらなくなっていました。
また、用例に「自立語」「助詞」…といった小見出しがつけられ、
見やすく整理されているようです。

以下、第3章第1節を詳細に見比べていきましょう。

**********

第1節内の小見出しは、以下のようになっています。
 1.自立語
 2.助詞
 3.助動詞
 4.形式名詞
 5.補助用言
 6.音韻変化や省略形
 7.方言など

2001年版には、小見出しはついていませんでした。
また、2001年版は、上記の4の後に「会話などで形式名詞が音韻変化を起こした場合」、
上記の5の後に「補助用言の一部が省略されたり音韻変化を起こした場合」が
書いてありましたが、2018年版では、それらは6にまとめられました。

「1.自立語」 の比較

2001年版の用例は、文章が4つ、短文が2つ。(涼しい風が木の葉を揺らせた。 など)
2018年版の用例は、熟語が6つ、文章が1つ。(涼しい風 あの男 など)

2001年版では、句読点を含んだ文章が使用されていますが、
2018年版は、2つの自立語の組合わせが使用されていて、句読点のある文は使われていません。
最初なので、難易度を低く設定したのかもしれませんね。

【注意】として、「我が家」や「その後」は分けない、と書かれています。
 用例は、2001年版が8つ、2018年版が9つ。

「2.助詞」 の比較

2001年版の用例は、文章が6つ。(君と僕とでこれを持っていくよ。 など)
2018年版の用例は、文章が3つ、短文が2つ。(君と僕との秘密の話だよ。 など)

ここではさすがに、2018年版も文章を用例としています。
助詞(いわゆる「てにをは」)は、単語の組み合わせでは紹介できないからでしょう。

はっ。
ここで私は、重大なことに気づきました。
用例の書き方が、2001年版と違う!
20190830.gif
「ヨ」の後の「。」(句点)が、点字の記号(絵)で書かれています。
2001年版では、普通に「。」が使われていました。
これは、2018年版の新しい書き方ですね。
点字の書き方がはっきりわかって、良いと思います。

助詞の【注意】は、2001年版では、「今にして」など、その後で区切る場合が1つ。
ところが、2018年版の助詞の【注意】は、3項目あります。
 一つ目は、読点やアルファベットの後に助詞がくる時
 二つ目は、「今にして」などの言葉(これは2001年版と同じ)
 三つめは、「何々してみたものの」などの言葉
ということで、2018年版は、助詞についての【注意】が2つ増えていました。

「3.助動詞」 の比較

 ※ 助動詞とは…
  自立語にくっついて、意味を変える言葉です。
  意味を変えるというのは、例えば、誰かから「お菓子、食べる?」と聞かれた時、
  自立語「食べる」のままで「食べる」と答えても良いのですが、
  より強調したい思いがあると、「たい」という助動詞をくっつけて、
  「食べたい」と言いますよね。助動詞によって、意味が違ってくるわけです。
  助動詞は他にも、「れる」「せる」など色々あります。

2001年版の用例は、文章が5つ。(聞かされる身になって話せと言われた。 など)
2018年版の用例は、文章が6つ、短文が1つ。(同上 など)

【注意】は、2001年版は2項目、2018年版は1項目です。
 2001年版の一つ目は、「ようだ」「らしい」はつなげる、という事。
 二つ目は、読点やアルファベットの後に、『助詞や』助動詞がくる時(二重カギは筆者が付記)。
 2001年版では、助動詞の注意書きのところに『助詞』について書かれていたんですね。
 これを助詞の所に移動したので、2018年版は、注意が1項目になったわけです。

「4.形式名詞」 の比較

 ※ 形式名詞とは…
  はっきりした実体のない「時」「こと」などの名詞です。
  (実体がある場合は形式名詞ではないです)
  例えば、「どんな風に」の「ふう」、「そんな事ないよ」の「こと」は、
  はっきりコレという実体が無いので、形式名詞となります。

2001年版の用例は、短文が9つ。(読むときに など)
2018年版の用例は、短文が13個。(読むときに など)

形式名詞の用例が増えているのが気になります。
2001年版の、
「読むときに」「ご理解のほどを」「書くことを」
「良いほうで」「命というものは」「こんな風に」
「僕の見るところでは」「寝ているうちに」「眺めている間に」
の9つに加えて、2018年版は、
「寒いため」「若い頃」「嬉しさのあまり」「札幌辺りの気温」
の4つが新規で加えられています。
なるほど。

【注意】は、2001年版、2018年版ともに、
「君ほど」の「ほど」や、「女ですもの」の「もの」などは、
 助詞であり、形式名詞ではないと紹介されています。

2001年版は、この後、「会話などで形式名詞が音韻変化を起こした場合」が
掲載されていますが、先にも書いたとおり、
2018年版では、6にまとめられています。

**********

また長くなってきました。
ここでいったん切ります。

ところどころ、別の個所の話も書いてしまっていますが、
ゆっくり比較しながら進みたいので、どうぞお付き合いください。

次回、続きの
 5.補助用言
 6.音韻変化や省略形
 7.方言など
を比較します。

**********

以前も書きましたが、この見比べは、あくまても私の視点によるものです。
引用・転用等はご遠慮ください。

by くろうーろん

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8月19日(月)の夕食 [メニュー紹介]

8月19日(月)の夕食を検食しました。

20190819_yuu1.jpg
 ごはん
 コーンポタージュ
 いかのチーズ焼き、リーフレタス
 ヒジキのごちそう炒め
 フルーツ缶(ミカン)

イカのチーズ焼きです。
和風のような、やっぱり洋風のような。
20190819_yuu2.jpg
この後、たまたま、
「函館はイカの街」
「函館の人はイカが好き」
というテレビ番組を見かけてびっくり。
シンクロニシティです!

ひじきと、コーンスープです。
20190819_yuu3.jpg 20190819_yuu4.jpg
今日のメニューは見事に和洋折衷ですね!

デザートはミカン缶。
20190819_yuu5.jpg
最近酸っぱいものが苦手な私も、これなら大丈夫。
おいしくいただきました。

by くろうーろん

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市民公開講座のお知らせ [告知]

公開講座のお知らせです。

地域の皆さまを対象とした『公開講座』を、札幌にて開催します。
今回は、日常生活でみられる「めまい」の仕組みや、
それにともなう様々な病について、わかりやすく講演いただく予定です。

※ 本講座は、当センターが主催している「卒後研修会」の講座内容を、
  地域の皆様にも公開するものです。

20190902_simin-koukai.jpg

 日時:令和元年10月6日(日)
    13時00分~15時00分
    (受付12時30分開始)

 会場:TKPガーデンシティ札幌駅前 2階会議室
    札幌市中央区北2条西2丁目19番地(011の252の3165)

 内容:講演「めまいの基礎知識 -めまいに対処する-」
 講師:北海道鍼灸専門学校 副校長 二本松明氏

 参加費:無料

 参加を希望する方は、お電話でお申し込みください。
  TEL:011の242の5733
  五健リフレッシュ治療院 院長 五ノ井 勝美(ごのい かつよし)

 申込期限:令和元年 10月2日(水)

皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。

※ 卒業生に向けた「卒後研修会」につきましては、ホームページをご覧ください。
  (卒後研修会のお知らせページへ)

by 市民公開講座係

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脳はいかに治癒をもたらすか(その15 目を覆う ) [つぶやき]

前回記事の続きです。
前回の記事はこちら

視力を失うことで繊細な感覚を発達させていたウェバーにとっては、体の感覚に意識を集中するフェルデンクライス・メソッドの手法は、非常に馴染みやすかったようです。

まず、1年間ほどフェルデンクライス療法家からレッスンを受けることで、慢性の痛みからくる張り詰めた心身の状態が、少しずつ改善していきます。

強い筋緊張や、炎症からくる反射などに苦しんできた彼にとって、不安と全般的な緊張が和らぐレッスンの改善効果は、よほど大きなものがあったのでしょう。
この楽しさと有効性を実感したウェバーは、自分自身もフェルデンクライス療法家になろうと考えるようにまでなりました。
目が見えなくても、患者(クライアント)に話しかけながら、手足を穏やかに動かすことでレッスンを実施することができるからです。

そんなある日、ウェバーは、フェルデンクライスが遺した1000以上もあるレッスンコースの中に「目を覆う」という視力改善のための1時間コースがあることを知ります。

そこで彼は早速、その録音テープを入手して試してみることにしました。

「このレッスンは視力の回復ではなく、目の見える人の視力を改善するための一連の方法を提供していた。(中略)ウェバーは床に横たわってテープを聴いた。そしてただちにそれが、フェルデンクライスがベイツ・メソッドを探求して改変したものであり、驚くほど仏教の訓練に似ていることに気づいた。」

※「脳はいかに治癒をもたらすか」(ノーマン・ドイジ著、高橋洋訳、紀伊国屋書店)
 「第6章 視覚障害者が見ることを学ぶ」より。

これは、どんな訓練だったのでしょうか。

まさかフェルデンクライスのレッスンが、こんなに悪化してしまった視力の回復に役立つことがあるとは、デイヴィッド・ウェバー本人はもちろん、このメソッドを開発したフェルデンクライス自身も想像していなかったかもしれません。

続きは次回。

by MI

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8月11日(日)の昼食(山の日の行事食メニュー) [メニュー紹介]

8月11日(月)昼食のメニュー 〈山の日の行事メニュー紹介〉

20190811_hiru.jpg
鮭おにぎり
カツオおにぎり
みそ汁
鶏のからあげ
付け合わせ(リーフレタス・トマト)
大豆サラダ
杏仁豆腐

この日は、山の日でした。
山の日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを
趣旨として、2016年から施行されている祝日です。
この日のメニューは、山にちなんで、ピクニック風におにぎりをお出ししました。
おかずも、お弁当のメニューの定番、唐揚げにしてみました。

食材にも山にちなんだ物を多く取り入れて、
大豆の水煮を使った大豆サラダや、
お味噌汁の具もなめことフキにしてみました。

よく「山の幸」といいますが、山菜やキノコなどは、
食物繊維も豊富で、食後の血糖値の上昇を抑える効果や、
コレステロール値を低下させたり、ナトリウムを体外に排出させたり、
糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化など、
さまざまな生活習慣病の予防に効果があります。

サラダで使用している大豆も、
食物繊維の他に「アミノ酸スコア100」という評価の高い食品とされ、
必須アミノ酸を豊富に含んでいる良質なタンパク質と言われています。
ビタミンやミネラル等も豊富に含んでいます。

さらに、特有の栄養成分、「大豆イソフラボン」を含み、
夏場は特に、冷房にあたりすぎたり、冷たい物を食べ過ぎたりして
バランスが乱れがちになる女性ホルモンに代わって、
ホルモンバランスや自立神経の回復に役に立ち、
美容と健康にとても良い効果があります。

しかも低カロリー。まさに「宝」ですねー。

函館は、海の幸に恵まれていますが、
近郊には駒ヶ岳や仁山など、標高は低いですが山もあり、
もちろん畑もあり、農業や畜産も盛んです。

お野菜もお肉も取れたてとまではいかないですが、
地元産に近い所で賄えるものが多いという意味では、
「山の恩恵」になるのかなあと思います。

これからも、函館の豊富な食材を生かして、
健康的で美味しいメニューを目材して頑張ろうと思います!

by ろーるぱんな

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タグ:メニュー

点字の改訂(7) [点字]

「点字表記法 2018年版」について、続きです。
2019-06-26T09:27:10.jpg
(左側は2001年版、右側は2018年版です。)
 (1)概要などについて / (2)もくじの比較
 (3)第1章の比較 / (4)第2章の比較 パート1
 (5)第2章の比較 パート2 / (6)第2章の比較 パート3

<第3章は何が違う? パート1>

第3章は、「語の区切り目の分かち書きと自立語や固有名詞内部の切れ続き」」です。

分かち書き(マスあけ)は、点字使用者が最も悩むルールだと思います。
ここでも結論を先に書きますと、
『おおむね変更はないが、理論が補強された』
という感じです。

例えば、第3章のはじめに、
・一般的には、日本語の文章を「スペースで区切る」概念は無いが、それはなぜか?
が書かれています。この一文によって、
「なるほど、だから点字独自のルールが必要なのか」
と、納得しやすいのです。
(これまでは、自明ゆえに、書かなかっただけかもしれませんが。)

また、
・「拍(はく)」の定義
・文節による区切りよりも、わかりやすさを優先する方針
なども明記されました。
これまでの基本方針にも、追記がなされています。

以下、詳細に見比べていきましょう。

**********

まず、第3章の「分かち書きと切れ続きのよりどころ」を比較してみます。
「よりどころ」とは、マスあけの根拠、基本方針です。

この「よりどころ」は3つあります。
以下、2001年版と2018年版を上下に並べて比べてみます。
(点字例文の□は、1マスあけるという意味)

よりどころ(1)

 [2001年版:]文の単位の境目を
 [2018年版:]文節の境目を

 [2001も2018も同じ:]明らかにするため、自立語は前を区切り、
  助詞や助動詞は自立語に続けて書き表す。方言の分かち書きも、基本的には

 [2001年版:]同じ原則に従う。
 [2018年版:]同じ方針によって行う。

[解説] 「私は学校へ行く」という文章を例にします。
自立語は「わたし」と「がっこう」と「いく」の3つ、
助詞は「は」と「へ」の2つです。
つまり、よりどころ(1)によって区切ると、
「わたしは □ がっこうへ □ いく」
となります。

よりどころ(2)

 [2001年版:]自立語のうち、長い複合語は、
  内部の意味のまとまりごとに区切るか、つなぎ符類をはさんで続ける。
 [2018年版:]自立語内部の切れ続きの方針は、以下のようにする。
  (以下のアからエは、私がつけた見出しです。原文はもっと長いです。)
  ア.短い複合語や、略語について
  イ.接頭語・接尾語の扱いについて
  ウ.長い複合語について
  エ.2拍以下のまとまりの原則と、例外

[解説] 複合語とは、いくつかの単語が集まったことばです。
例えば「視覚障害者」は、「視覚」と「障害」と「者」が集まっていますね。
ただ、「者」は、それだけでは意味が通じにくいので、「障害」とくっつけたい。
というわけで、「視覚 □ 障害者」と書きます。

また、例えば「桜紅葉(さくらもみじ)」は、
「秋に紅葉した桜の葉っぱのこと」なので、
普通に「さくら □ もみじ」と書くと、桜と紅葉の二種類だと思われてしまいます。
かといって、「さくらもみじ」では長くて読みにくい。
このような時は「さくら _(つなぎ符) もみじ」と書きます。

よりどころ(3)

 [2001年版:]固有名詞の場合も、
 [2018年版:]固有名詞を含む複合語の切れ続きも、

 [2001年版:]長い複合語の場合と同じとする。
 [2018年版:]原則として長い複合語の場合と同じとするが、

 [2001年版:](記載なし)
 [2018年版:]固有名詞内部および固有名詞と普通名詞などの間には、
  多少独特の性質が見られるので、その点に配慮する。

 (なお書き)

 [2001年版:](記載なし)
 [2018年版:]なお、切れ続きは日本語点字独特のものであり、
  「意味のまとまり」の解釈には一定の幅が存在することを考慮し、
  本書で示す切れ続きの幅の範囲で、(中略)適切に用いる必要がある。(後略)

[解説] 固有名詞とは、人物や品物の個体についた名前の事です。
当センターの正式名称を例えにしましょう。
「国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局函館視力障害センター」。
これを、
「国立 □ 障害者 □ リハビリテーション □ センター □ 自立 □ 支援局 □ 函館 □ 視力 □ 障害 □ センター」
と、意味が通じる最小単位で区切って書くのが一般的ですが、
例えば、どうしてもどうしても「自立支援」という熟語を強調したい!となれば、
「… 自立_(つなぎ符)支援局…」と書く事もできます。
これが、「幅」という事でしょう。

**********

どうでしょうか。
『おおむね変更はないが、理論が補強された』
のが、おわかりいただけましたか。

私が気になったのは、「なお」の部分です。
 「解釈って、いろいろだよね。
  だから、この本でも、ルールに幅をもたせたよ。
  きちっと守ってね」
という意味ですよね?
ん?ゆるいのか厳しいのか、解釈に迷います。面白い。

**********

まだ、第3章の第1節に入る前ですが、
基本方針は大切だと思ったので、長めに引用しました。

なお、
以前も書きましたが、この見比べは、あくまても私の視点によるものです。
引用・転用等はご遠慮ください。

次はいよいよ、第3章の中身の見比べです。

ところで。
私はつねづね、日本点字表記法では、いわゆる「学校文法」をベースに、
「自立語」などの用語がよく使われているので(特にこの3章もそうです)、
専門用語が苦手な方も多いんじゃないかなー、と思っていたのですが。
なんと、今回の2018年版は、最後のほうに、用語の解説ページが追加されていました。

本当は、専門用語を使わないで説明するのが良いのかもしれませんが、
凡例が付いて、そこを見ればわかるようにしたのは、良いと思います。

by くろうーろん

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脳はいかに治癒をもたらすか(その14 感覚を意識する ) [つぶやき]

長らく続きを書くのをさぼってしまいましたが(汗)、前回記事の続きです。
前回の記事はこちら

しかも、前回までの記事で、かなり本筋から脱線してしまったので、ここまでの復習をしながら、本題に戻っていきたいと思います。

「私は今、痩身で穏やかな声のデイヴィッド・ウェバーと診察室で対面している。彼は43歳の頃から、フェルデンクライスの脳と心についての知見を自分自身に適用して治療するまで、目が見えなかった。何年にもわたって薬を服用し、何度も目の手術を受けたが、視力は回復しなかった。だが現在、投薬の必要はなく、目は見える。過去の病気の傷跡は明らかだ。右目はやや外を向き、左目に比べて瞳孔が大きく、虹彩は緑がかった暗い茶色をしている。」

※「脳はいかに治癒をもたらすか」(ノーマン・ドイジ著、高橋洋訳、紀伊国屋書店)
 「第6章 視覚障害者が見ることを学ぶ」より。
脳はいかに治癒をもたらすか ノーマン・ドイジ.jpg

本書では、43歳のときにブドウ膜炎を発症し、盲目に近い状態になってしまったカナダ人のコンピュータネットワーク技師、デイヴィッド・ウェバーがどのようにして視力を回復させていったかが紹介されています。

ウェバーは、いろいろな治療をします。

西洋医学による5回の手術や、ステロイドなどの投薬治療。
ベイツ・メソッド。
古代仏教僧院の治療法。

しかし、どれも芳しい効果は得られず、どんどん症状は悪化してしまいます。

そんな彼の症状に大きな変化をもたらしたのが、フェルデンクライス・メソッドでした。

フェルデンクライス・メソッドで特徴的なことのひとつは、自分の体の感覚に意識を集中し、どこでどんな変化が起こるのかを注意深く精査(スキャン)していくことです。

「フェルデンクライスのレッスンでは、動きながら自分が何を感じているかに注意を払い、床と接触している感覚などを利用して、動きをじっくりと観察します。また、各エクササイズの最初や途中で、『スキャン』と呼ばれる、動かないで感覚を見渡し、自分の体のイメージを詳しく描いていく作業をします。」

※「はじめてのフェルデンクライス」(かさみ康子著、地球丸からだブックス)
はじめてのフェルデンクライス かさみ康子.jpg

こういうエクササイズを通して、脳に新しい「気づき」をもたらす。
脳が「気づく」ことで、さまざまな変化が起こります。

知らないうちに緊張していること気づくことで、崩れた抑制と弛緩のバランスをリセットする。

無意識の体の感覚や、体の部位の微小な差異に気づくことで、新しい脳内マップが形成される。

凝り固まった緊張や動きの癖から解放されることで、脳神経ネットワークの強化や再構築がうながされる。

などなど。

そのような気づきによって、いろいろな不調の治癒が進んでいくという「脳の可塑性」を活用するのがフェルデンクライス・メソッドの考え方だと思います。

さらに、体の感覚に注意を向けているうちに、次第に、体と心とが密接につながっていることがわかってくるようです。
たとえば、体の緊張やこわばりは、心の緊張や恐れなどの感情とつがなっている、など。

「フェルデンクライスのレッスンをすると、体だけでなく、心にもよい変化が現れてきます。」
「そもそも、体と心はひとつで、分けることのできないものです。」
「レッスン中には、スキャンのときなどに、心の中にあるものを『感覚』、『感情』、『思考』と分けてみる作業をしたりもします。」
「そして、すべては脳の中で起こっていることです。脳の学習をうながすフェルデンクライスは、体の動きという、わかりやすく、捉えやすいものを利用して『感覚』、『感情』、『思考』を含む、人の活動すべてに影響を与えようとするものだといえるでしょう。」

※「はじめてのフェルデンクライス」(かさみ康子著、地球丸からだブックス)

これは、最近はやりのマインドフルネス瞑想にも通じるものがあるようです。

最近読んだ本の中で紹介されていた古代仏教の教えに、フェルデンクライス・メソッドにそっくりな考え方が出てきていたのでびっくりしました。
以下、その本からすこし引用して今日は終わりにします。
(今回は引用ばっかりですみません)
反応しない練習 草薙龍瞬著.jpg

※「反応しない練習」(草薙龍瞬著、株式会社KADOKAWA)


「もう一つは、『感覚を意識する』という方法です。これは、ストレスや疲れが溜まった心をリフレッシュする、抜群の効果があります。」

「椅子から立ち上がってみましょう。カラダの感覚を見つめながら、立ち上がります。歩くときは、動く足の感覚、特に足の裏の感覚を見つめながら、歩きます。」

「これら二つの方法-①言葉で確認する、②感覚を意識する-は、ブッダが生きていた時代には、『サティ』(sati)と呼ばれていました。禅の世界では『念じる』、瞑想の世界では『マインドフルネス』と呼ばれています。」

「心の状態をよく見ること。意識すること。そのことで、ムダな反応は止まり、心は静まり、深い落ち着きと集中が可能になります。」

「悩みはいつも『心の内側』に生じます。だから悩みを抜けるには、『心の外』にあるカラダの感覚に意識を向けるのがベストの方法なのです。」


この記事は次回に続きます。
次回の記事はこちら

by MI

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8月3日(土)の昼食 [メニュー紹介]

8月3日(土)の昼食を検食しました。

20190803_hiru1.jpg
 ハンバーガー(チーズバーガー、チキンバーガー)
 トマトとアスパラ缶のサラダ
 飲むヨーグルト(プルーン)
 フルーツ缶(パイン)

センターのオリジナルハンバーガーですね。
お久しぶり。
20190803_hiru2.jpg
中身は、左側がチーズハンバーグ、右側が照り焼きチキンです。
20190803_hiru3.jpg 20190803_hiru4.jpg
どちらも王道ですね!

トマト・アスパラサラダです。
20190803_hiru5.jpg
北海道でも、つい最近までホワイトアスパラは缶詰がほとんどでした。
最近は、生のホワイトアスパラだけでなく、
紫色のアスパラガスまで買えるようになりました。
(加熱すると緑色になってしまいますが)

パイナップル缶と、プルーンヨーグルトドリンクです。
20190803_hiru7.jpg 20190803_hiru6.jpg
どちらもさわやかな酸っぱさ。
暑い夏の午後、食欲が落ちがちな時にピッタリです。

by くろうーろん

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点字の改訂(6) [点字]

「点字表記法 2018年版」について、続きです。
 (1)概要などについて / (2)もくじの比較
 (3)第1章の比較 / (4)第2章の比較 パート1
 (5)第2章の比較 パート2

<第2章は何が違う? パート3>

今回は、第2章の第3節の後半についてです。
第3節は、「数字やアルファベットなどを用いた語の書き表し方」で、
数字だけでけっこうな文章量になってしまいましたので、
当初、数字とアルファベットを一緒の記事にしていたのですが、分けました。

アルファベットについても、
結論を先に書くと、「大きな違い」はありません。

以下、詳細です。

**********

アルファベットも、数字と同じく、
文字の書き方そのものは、変わっていません。
…が、用例の配置が変わって、確認しやすくなったような?

例えば、2001年版では、アルファベットの用例が13個、
ずらーっと並べられていたのですが、
2018年版では、数個ずつ、カテゴリ分けされています。

用例自体も、紹介の仕方が変わったようです。
例えば「U.S.A.」は、
2001年版では、省略した書き方だけでしたが、
2018年版では、
・ピリオドを省略しないでそのまま書く例
・ピリオドを省略して、3文字だけを書く例
の二つが紹介されていました。

 ※同じ「ユーエスエー」でも、墨字での書き方がいろいろあるように、
  点字でも、「どちらの書き方でなければ」という縛りはないです。
  実際は、点訳者が「正確さ」を重視するなら「ピリオドあり」、
  「読みやすさ」を重視するなら「ピリオド省略」としています。

一方、2001年版にあった「アルファベットで始まる単位(例えば、10kmなど)」に
ついては、丸々、記載がなくなっています。
次の第4章の、数符の説明のところにいくつか用例がああるのですが、
2001年版と比べると、数が少ないです。

もしかしたら、第3節に「1語中のひと続きに書き表す数字とアルファベット」
という項目(例えば、2LDKなど)の用例があるので、
「10km」等は、それと同じとみなされて、省略されたのかもしれません。
(真相はわかりませんが。)

もしもそうだとすると、私は、2LDKと2kmは、
意味が違うように感じるのですが…。
別立てで、「数字に添える単位のアルファベット」などの項目が
作ってあっても良かったのかなー?と思いました。

もう一つ、ちょっとした変化です。

ローマ数字の書き方自体は、変わっていませんが、
「ローマ数字を使わず、算用数字(アラビア数字)で書いても良い」
という趣旨の用例が加わりました。

えっ、使わなくて良いって書いちゃうのー?と、
正直、ちょっと驚いたのですが、点字のローマ数字は、
私の身辺では苦手な人が多いので、「ラッキー♪」という事で。

第2章第3節のラストは、ホームページやEメールのアドレスについて。
(待ってました!)
2001年版では、3分の1ページくらい記載があり、
「参考資料」と「情報処理用点字表記の解説」も参照してね、となっていました。

2018年版では、大きく変わりました。

概要の説明と、「第4章を見てね」で、ここではわずか2行だけ。
そして第4章には、URLやメールアドレスが、しっかり解説されていました。

2001年の時点では、HPやアドレスは、まだ特別なものだったんですよね。
でも現在は、とても身近なものになりましたよね。
このような変化が、点字表記法の記載にも反映して、
たくさんの実例を掲載する事になったのでしょう。

**********

第2章の第3節の数字とアルファベットだけで、結構な長さでした。
(筆者注:8/16、数字とアルファベットについての記事を出しましたが、
 長すぎて読みにくいとの事から、二つの記事に分けました。)

なお、
以前も書きましたが、この見比べは、あくまても私の視点によるものです。
引用・転用等はご遠慮ください。

次回は第3章の見比べです。

by くろうーろん

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