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茶の間プロジェクト(断熱材セルロースファイバー) [環境、設備]

茶の間プロジェクトは、断熱材にもこだわりました。

いま改修しているお部屋の壁や天井には、これまで断熱材がありませんでした。
より少ない暖房エネルギーで暖かく過ごせる部屋にしたい、という目的で、今回は壁や天井にも新たに断熱材を入れることにしました。

まず、壁に下地の木材を固定し、
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断熱材を入れるためのシートを貼ります。
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このシートの内がわに、ホースで断熱材を吹き込んでいきます。
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断熱業者の伊藤さんは、体中が断熱材まみれになって、大変そうです。
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助手の木村さんは二児の母だそうですが、こんなに断熱材まみれの現場で働いたりして、健康上問題がないのでしょうか?心配になります。
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この断熱材はセルロースファイバーと言います。
原料は、なんと新聞紙です。
新聞販売店などで余った新聞紙を、砕いて繊維状にするだけです。
もとが新聞紙ですから製造エネルギーはごく少ない。
もちろん廃棄しても無害なもの。
まさに、究極?なくらいエコな建材です。
こんな断熱材ですから、職人さんにも特に健康面の不安はないようです。
二児の母である木村さんも安心して働ける建材なんですね♪

セルロースファイバーは、エコであるだけでなく、断熱材としても大変すぐれています。
断熱性はもちろん、調湿性、吸音性、難燃性、防虫性がとても優れていて、アメリカではシェア4割を占める最も一般的な断熱材です。

性能その1 断熱性
自転車レースのツールドフランスでは、観客が選手たちに新聞紙を渡しています。
選手は山間部で新聞紙を身体に巻いて、お腹などを冷やさないようにします。
そのように、新聞紙はかなり保温性が高いから、断熱材に向いているのです。

性能その2 調湿性
現在の機密性が高い建物の中では、特に冬の室内は空気が乾燥して大変ですね。
それに壁の中が結露すると、カビが生えたり建材が腐ったりしてしまうことがあります。
調湿性能がある断熱材や壁材を使うと、過度の乾燥をやわらげてくれます。
夏は湿気を吸ってカラッとした空気にしてくれます。
また結露などをある程度防ぐ効果がありますので、建物の耐久性にとっても有利になります。

性能その3 防音・吸音性
この断熱材の施工が終わると、部屋はまるで防音スタジオかと思うほど静かになりました。
さまざまな音が壁に吸い込まれていくのがなんとなくわかるほどです。
断熱業者の伊藤さんいわく
「断熱材がずっしりと重いから部屋が静まる。音をよく吸収するんです」
視覚障害がある人にとっては特に、静かな室内環境が得られることは大切です。

性能その4 難燃性・防虫性
新聞紙が原料なのになぜ難燃性や防虫性があるかというと、ホウ酸が入っているからです。
ホウ酸は、自然界に広く存在する物質で、目薬によく使われています。
小学校の理科の実験でも使われていますが、どちらかというとゴキブリ退治用のホウ酸団子で有名でしょうか。
このホウ酸の毒性は、致死量で比較すると食塩とほぼ同じレベルです。
人間には大丈夫という事でしょう。

ホウ酸を添加しているおかげで、新聞紙なのに、火をつけても全く燃えません。
私も実際にセルロースファイバーをバーナーで焼く実験を見学したことがあります。
どんなに火であぶっても表面が黒くなるだけで煙もほとんど出ず、まったく燃えることがなかったのには驚きました。
準不燃材としての認定も取っているそうですので、これなら施設内で使っても安心だと思います。

By MI

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