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点字の下がり数字(その1) [点字]

「教則本には載っていないけど、みんなやっている書き方」。
今日ご紹介するのは…
「下がり数字」について、その1です。

注:下がり数字はいわゆるローカルルールです。
  このブログでご紹介するのは、当センターの場合ですのでご注意ください。

前回、「下がり」という点字の手法について書きました。
1、2、4、5の点を使った文字は下げられる、という事でした。
記事はこちら

さて、点字の数字は、「数符」という記号の後に、
「あいうえお・らりるれろ」のいずれかを書きます。
sagari1.gif
数符+あ=1 数符+い=2 数符+う=3 数符+る=4 数符+ら=5
数符+え=6 数符+れ=7 数符+り=8 数符+お=9 数符+ろ=0
sagari2.gif
sagari3.gif
数符+あろ=10  数符+あろろ=100
sagari4.gif sagari8.gif

あいうえお・らりるれろ は、1、2、4、5の点を使いますから、
あいうえお・らりるれろ は、「下げて」書くことが可能です。
そこで登場するのが、「下がり数字」です。

よく使われるのは時刻の表現です。
例えば、「12時30分」を普通に点字で書くと、
sagari6.gif
…となります。
途中の1マスあけも含めて、合計12マス必要です。長いですね。
墨字(普通字)のように「12:30」と書ければ短くて読みやすいでしょうが、
実は点字には「数学や英語の記号は、日本語の文章の中で使わない」というルールがあります。
(原則論です。実際には使われることがあります。)

そこで、「下がり数字」を使って短く書きます。
sagari7.gif
数符のあと、下がり数字で12と書き、その後、通常の位置に30を書きます。(30の前には数符を書きません。)
これを「12時30分という意味」とみなします。
12マスが5マスに減りました。

私が点字の「下がり数字」を初めて見たのは、ラジオの番組表でした。
普通の書き方で時刻を書いたら、番組表が数倍に膨れ上がるからでしょう。
うまいやり方だなあ、と思いました。

次回、「その2」で時刻以外での使われ方について書きます。
その2はこちら

by くろうーろん

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タグ:数字 点字

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