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点字の数字(3)ひとり・1にん編 [点字]

前回、日にちのことを書きました。
人数を書く時も、基本的には同じですが、他のルールも関係してきます。
ひとつ・ふたつ編はこちら
ついたち・ふつか編はこちら

注:点字には仮名という表現はそぐわないかもしれませんが、
  便宜上、一連の記事ではそのように書きますのでご承知おきください。



<点字の数字(3)ひとり・1にん編>

人数を点字で書く時は、「ひ・ふ・み…」に基づく言い方だけ仮名で書きます。
つまり、「ひとり・ふたり」を仮名で書き、
3人以上は、数符を使って書きます。
20160106-11.gif
この書き方だと、「よんにん」と読んでしまうのでは?
…と思ったりもしますが、この書き方が正式ルールです。

と、ここまでは単純ですね。
でも、上記のルールが適用されない書き方もあります。

例えば、「一人前(いちにんまえ)」。
(注:「ひとりまえ」という言い方は少数派ですので除外します。)

食事などで「一人前の蕎麦」と書く時は、点字の数字を使って書きます。
「1にんまえの そば」。
しかし、「一人前の大人」は、「ひ・ふ・み…」でなくても仮名で書きます。
「いちにんまえの おとな」。
20160106-12.gif
点字では、数を数える概念が含まれていれば数字(数符)を使って書き、
その概念が無い時と、人名や地名は仮名で書くのです。

人数の話からはそれますが、一にまつわる言葉は他にも、
「水を一杯」は数字で書き、「胸がいっぱい」は仮名で書く
「追加料金一円」は数字で書き、「北海道一円(範囲の意味)」は仮名で書く
などがあります。

普通字(墨字)で「1人前の大人」とか「胸が1ぱい」と書かないのに似ているので、
つい「墨字で算用数字で書かなければ、点字では仮名で書く」と言いたくなりますが、
それは違います。

例えば「五重塔」です。
墨字では漢数字で書き、算用数字で「5重塔」とは書かないですね。
でも、点字では、数符を使って書きます。
5は塔の屋根の数なので、「数える概念があれば数符を使う」のルールで、
「5じゅーの とー」と書くわけです。

漢数字で書かれていると、何となく、数える概念を感じにくいかもしれませんが、
他にも、「1ご 1_え」「1ちょー 1せき」など、
数える概念が含まれている言葉は、多数あります。
(つなぎ符をアンダーバーで表現しました。つなぎ符については次の記事に書きます。)

なお、数える概念があっても、数字の部分が「ひ・ふ…」となっていたら、仮名で書きます。
「ひとつまみ」
「ふたつ へんじ」
などがそうです。

まとめると、
普通字(墨字)で書く時、算用数字(アラビア数字)で書いてあれば、数符を使って書く。
普通字(墨字)で書く時、漢数字で書いてあって、算用数字で書かなくても、数える概念があれば、数符を使って書く。
という事になります。

次回は人数以外の助数詞について書きます。

by くろうーろん

関連記事
 (1)ひとつ・ふたつ編 はこちら
 (2)ついたち・ふつか編 はこちら
 (4)助数詞編 はこちら
 (5)桁数が多い時編 はこちら
 (6)ローマ数字編 はこちら

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タグ:点字

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