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神さまのレクリエーション(その1 世のはじめさながらに) [つぶやき]

森山良子さんの歌う、賛美歌444番
「世のはじめさながらに」(昭和49年の発表)

とてもきれいな歌声で聞き惚れてしまいます。

三拍子のリズムで揺られるような、ここちよいメロディ。
この曲、もとはスコットランドの民謡なんです。

とにかく、メロディのリズムが究極にシンプル。

四分音符、四分音符、四分音符、全音符、全音符。

  <訂正>「全音符」じゃなくて「符点二分音符」でした(汗。。

基本的にこれだけ。

このパターンを延々と繰り返すだけです。

と言っても、ぴんとこない方も多いと思いますので、こういう感じです。

タタタたー、ラン。
タタタたー、ラン。
タタタたー、ラン。
タタタたん。(休符)

最初から最後まで、このリズムのパターンだけが続きます。

※実際は、八分音符、八分音符、八分音符、符点四分音符、符点四分音符、
の8分の9拍子かもしれません。
(3拍子の一拍一拍の中に、また小刻みな三拍子が入ります。)
非常に、ややこしいですね(笑)。
こんなややこしい話はおいておいて、要は三拍子と考えて下さい。

さて、スコットランド民謡といえば、アニーローリーとか、蛍の光とか。
親しみやすいメロディの曲がたくさんありますね。

「私たちはスコットランドやアイルランドの歌に親しく接している。『庭の千草』、『別れの歌』、『ふるさと』など文部省の小学唱歌として、誰でも歌える。なぜ、明治文部省は小学唱歌にフランスやイタリアではなく、スコットランドやアイルランドの歌を数多く選んだのであろうか。メロディやリズムに心打つものがあったからに違いない。」
(松島駿二郎著「ケルト物語」)

著者の勘違いでしょうか、「ふるさと」は日本人の岡野貞一が作曲しています。
(同僚は、それはスコットランド民謡の「故郷の空」のことじゃないかという説。また「別れの歌」というのは「蛍の光」のことでしょうか?)

でも、唱歌にスコットランドやアイルランドの民謡が多いのは確かなようです。
私は詳しくはよくわかりませんが、音階が日本人にあっていると聞いたことがあります。
「ふるさと」も、日本人の作曲ながら、スコットランド(かアイルランド)民謡っぽいメロディですね。
「世のはじめさながらに」と同じ三拍子ですし、同じリズムのメロディが繰り返される感じも、ちょっと似ています。(「ふるさと」のリズムの方がすこし複雑ですが)

ちなみにこの「ふるさと」を作曲した岡野貞一は東京音楽学校(現東京芸術大学)の教授でした。
子供のころに賛美歌に感動して、米国人宣教師からオルガンを習うなどして音楽家になった人です。

この岡野貞一にオルガンを教えたという米国人宣教師が、じつは、明治期における日本の社会福祉事業に偉大な貢献をしたアリス・ぺティ・アダムスでした。
アダムス宣教師写真 岡山博愛会沿革史.jpg
(写真は「岡山博愛会沿革史」国立国会図書館ウェブサイトから転載・保護期間満了の確認済み)

アダムス宣教師は、現在の社会福祉法人岡山博愛会の創始者です。
もしかすると「ふるさと」のメロディにも、この人の影響があったのかも?
と思ったりして、興味深いです。

「ふるさと」の話はさておき、このアダムス宣教師、実は、日本で最初に作られた「砂場」に深く関わっていた可能性があるようなんです。

この記事は、次回へ続きます。
次回の記事はこちら

by MI

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