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あっても使わない点字(2) [点字]

「存在しているけれど、実際はあまり使われない点字」について。
今回は、「位取りとアポストロフィ」です。
 ※当センター独自だと思いますので、使用時にはご注意を。

桁数が多い数字に使う、位取りの記号は、
123,456円 のように、千の位と百の位の間につけます。
墨字(普通字)であれば、よく見かけると思います。

点字の位取り記号は、数字の途中に3の点を一つ書きますが、
じっさい、点字使用者の中にどれくらい、
「位取り記号」の書き方を覚えている人がいるかしら?
という感じです。
12万三千….gif
点字を知っている方は「小数点(2の点)と似ている」と気づかれるでしょう。
誤読も心配ですし、点字では、「まん」「せん」の言葉を使う事の方が多いです。
12まん 3ぜん 456 えん とか、
12まん 3456 えん という感じです。
関連記事、点字の数字(5)はこちら

ただし、帳簿など、数字の正確性を求められる文書の場合は、
正式な書き方をするので、位取記号を全く使わなくて良いという意味ではありません。

さて、もう一つ。

「アポストロフィ」は、1990年台まで、よく使っていたような気がします。
よく、年の前半を省略する時に使っていました。
’91(アポストロフィ91)と書くと、1991の事です。

また、墨字(普通字)の場合は、何かを引用したり、
一部の言葉を強調したりする時なども使われるようです。

でも最近は、西暦では、墨字(普通字)でもめったに使わないですよね。
もしかしたら、このブログを読んでいる方の中にも、
「アポストロフィーって何?」という方もいるかもしれません。

点字でも、略さずに 1991ねん と書いた方が通りが良さそうですし、
引用や強調なら、むしろカギカッコを使った方がわかりやすいでしょう。
やはり、日常的には使われていないようです。

点字のアポストロフィも3の点ですが、ちょっと書き方が独特で、
 数符、3の点、数字本体
の順で書きます。
アポストロフィと91.gif
この書き方は、アポストロフィについてきちんと知っている人でなければ、
ただの「書き間違い」と思われてしまうかもしれません。
「191と書こうとして間違えたのかな?」といった勘違いです。

そのまま点訳する場合は、配慮が必要だと思います。
はじめに原文通りアポストロフィを使って書いて、
直後に、丸カッコか点訳者挿入符を使って、
「1991ねん」などと添えてあげると、良くわかるのではないでしょうか。

by くろうーろん

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タグ:点字

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