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あっても使わない点字(3) [点字]

「存在しているけれど、実際はあまり使われない点字」について。
これまで、伏せ字記号と位取り記号とアポストロフィをご紹介してきました。
今日は、一部のカッコについてです。
 ※当センター独自だと思いますので、使用時にはご注意を。

墨字(普通字)では、さまざまなカッコ記号を使い分けますよね。
( )丸カッコ
「 」かぎカッコ
はもちろん、
『 』二重かぎカッコ
【 】墨付きカッコ
〔 〕亀甲カッコ 
など、用途に応じて使っていると思います。

(音声でこのブログをお読みになっている方には少し分りにくいかもしれません。すみません。
 PCトーカーは、丸カッコ ではなく カッコ、
 かぎカッコ ではなく かぎ、
 墨付きカッコ ではなく 黒カッコ、
 亀甲カッコ ではなく 亀甲 と読むようです。)

点字にも、これらに対応するために、カッコの記号がいくつか用意されています。
でも、日常的に使うのは、丸カッコと、かぎカッコくらいです。
他のカッコはあまり使われないようです。

点訳ソフト(アプリ)を使えば、自動的に、
「第二カギ、ふたえカギ、第2カッコ」…などが出てきます。
でも、これらを、前後の文脈で差し障りがなければ、
「丸カッコと、かぎカッコ」に置き換えてしまう事があるのです。

その他のカッコの記号をしっかり覚えている方は少ないだろう…という判断で、
混乱を防ぐために、あえて、そうしているんですね。

もちろん、文芸作品(小説など)で、
そのカッコに意味がある場合は、そのまま点訳しますが、
実は、丸カッコとかぎカッコ以外は、墨字(普通字)のカッコ記号と
一対一対応ではないので、点訳者の意図通りに解釈してもらう為には、
「このカッコは何々のカッコです(何々の意味です)」という注釈が必要でしょう。

余談ですが、
かぎカッコとつなぎ符は同じ記号なので、
会話の中のつなぎ符を、1マスあけに変更することもあります。
こういった対応については、特に教則本にルールの記載は無いようです。
完全に点訳者の判断、ローカルルールなのだと思います。

by くろうーろん

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タグ:点字

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