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あっても使わない点字(4) [点字]

「存在しているけれど、実際はあまり使われない点字」について。
これまで、伏せ字記号、位取り記号、アポストロフィ、一部のカッコ記号をご紹介してきました。
今日は、中点(中黒)についてです。
 ※当センター独自だと思いますので、使用時にはご注意を。

「・」は、一般的に「なかぐろ」と呼ばれる記号ですが、
PCトーカーが「なかてん」と言うので、当センターでは皆「なかてん」と言っています。

中点は、「インフォームド・コンセント」のように、
意味的にひとまとまりでも、途中で単語が切れる時に使ったり、
「ヘレン・ケラー」と外国の人名に使ったり、
「月・火・水…」のように、何かを並列に示す時の区切りとしても使います。

点字にする時、もちろん、そのまま5の点を使って書いても良いです。
げつかすい中点あり
5の点は、濁音に使う記号と同じですが、
中点の時には、直後にひとマスあけて、濁音と区別します。
この例で言えば、「け」の直前は濁点ですが、「つ」の直後は中点です。

とはいえ、点字は少しでも読みやすい方が良いですよね。
5の点を読んで「アレ、濁点かな?あ、後ろが空いてるから、濁点じゃない」といったロスは避けたいわけです。

そこで、「げつ か すい」のように、
中点を省略して、ひとマス、もしくは前後の文脈によってはふたマスあけて区切る、という訳し方をする時があります。
げつかすい中点なし
(「か」のように、一音の言葉が含まれている場合は、
 前後が2つずつ空くとかえって読みにくいので、1マスあけを推奨します。)

また、中点は、墨字(普通字)では、
 ・月曜日
 ・火曜日
のように、見出しの記号として使われる事があります。
でも、これを点字でそのまま「中点」を使って書くわけにはいきません。
点字における中点の記号は、あくまでも「文章の途中」に使われる物だからです。

そこで、
 ※げつよーび
 ※かよーび
のように、別の記号(この場合は星印)に置き換えたり、
星印げつよーび
 (1)げつよーび
 (2)かよーび
のように、全く違う表現の仕方に置き換えます。
かっこ1げつよーび

墨字(普通字)では、普段何気なく使っている表現かもしれませんが、
点字の場合は、「中点を使わない」という配慮も必要となるのです。

by くろうーろん

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タグ:点字

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